コラム– category –
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完登動画カンニング禁止令─登るという行為に必要なのは「未知」か「正解」か─
動画を見ることは、本当に“準備”なのか 外岩に向かう途中の車内で、あるいは前夜のベッドの中で── スマートフォンを開き、目当ての課題を検索し、誰かの完登動画を再生する。 ラインの流れ、ムーブの組み方、核心の処理。情報は視覚的にすぐに手に入る。 ... -
クライマー移住を考える。─高知県編─
エリアを探す前に心構えを読みたい⇩ 海も山も岩もある 「岩はある。でも人がいない。だからこそ、いい。」 高知県。南国の風が吹き、透き通る川が流れ、そして硬くて乾いた岩が、静かにクライマーを待っている。 四国の中でもひときわ“秘境感”のあるこの地... -
クライマー移住を考える。─岐阜県編─
エリアを探す前にこちらの記事も⇩ メリット3拍子 「週末の外岩生活、もうちょっと楽にしたい」 「登れる場所のそばで、自然に囲まれて暮らしたい」 そんな声に、岐阜県は静かに、しかし確実に応えてくれる。 特に中津川・恵那・瑞浪など東濃地方は、 岩場... -
クライマー移住を考える。─瑞牆・小川山編─
まさにクライマーの桃源郷 「土曜の朝イチで岩に着いてアップして、昼には撤収。もっと岩の近くで暮らせたら──」 そんなクライマーの夢は、今や現実にできる時代になった。 瑞牆山と小川山、日本屈指の花崗岩エリア。 全国のクライマーが“巡礼”のように通... -
「岩のそばで、生きていく。」クライマーの移住を考える
金曜の深夜、眠い目をこすりながら中央道を飛ばす。 土曜の朝、瑞牆の林道に車を止め、パンをかじってアップを始める。 「こんな生活、いつまで続けるんだろう」 そんな問いが頭をよぎったのは、コンビニの駐車場で寝そべったときだった。 もう登る場所の... -
【コラム】名クライマーはポエマー?
ムーブを“詩”にする──比喩と言語イメージが拓くクライミングの芸術性 【1】登攀に“詩”は必要か? 「岩の左肩から、そっと回り込むように風が流れていた」 あるトップクライマーのルート日記に書かれた一文だ。 いや、それ登りの記録か?というくらい詩的す... -
【コラム】ハイボルダーが怖いけど、愛してる
──“降りられない高さ”に立ったあなたへ 1. この高さで、なぜ私は笑っているのか? 地上4メートル、右手はスローパー、左足はツルツルのスメア。 下を見たら仲間が「いける!そのまま!」と叫んでいる──が、視線はスマホ。 「いや、無理では?」と思うその...
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